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差動距離が短い場合の視野の計算

弊社WEBのレンズの基礎知識には、用語と公式が記載されています。
当WEBサイトの中でもアクセス数のあるページになります。
今回はレンズの計算をする機会があったので、備忘録的な意味も込めて投稿しました。

掲載されていた公式を使用して以下の条件で視野の計算をしてみました。

1/2.9インチのセンサで焦点距離2.8mmレンズを使用して
観察対象から55mmの距離を離して撮像した場合、視野は97.6mmとなりました。
しかしながら、67.2mmぐらいしか撮像出来ていませんでした。

色々なレンズがあるので一概には言えないかと思いますが
どうやら使用した公式はレンズと対象との距離が無限遠の場合を想定しているそうで
ここが短距離になればなるほど数値のずれが大きくなるそうです。

実測からの画角が62.8°、カタログスペックは116°でしたので、画角もずれが大きい結果となりました。短距離で撮像する場合はレンズのスペックで考えずに実際の確認が重要だと分かりました。

また広角レンズは、樽型収差が発生しますので視野に余裕が無いと端の方の識別性が足りないと言った事や色収差で輪郭が2重3重に見えたりするので、改めて実際の確認が必要だと思いました。

タイトル詐欺ではございますが、計算では分からないので実際の確認をお願い致します。

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